
自動投稿の在庫枯れ診断|あと何日で止まるかを計算する
在庫が尽きる日は、計算すれば先に分かります
自動投稿が止まる原因で、いちばん気づきにくいのが在庫切れです。
補充の処理は毎回成功している。エラーも出ていない。どの処理も正常に終わっている。なのに在庫だけが毎週少しずつ減っている。 個々の処理が全部成功しているので、どこにも異常が出ません。
そして気づくのは、尽きた日です。前日まで何の警告も出ません。
これは「壊れている」問題ではなく、消費と生産の収支が合っていないという計算の問題です。だから、計算すれば先に分かります。
返ってくる計算
貼った数字から、次を式の形で出します。
【週の消費】
平日の枠 5本 × 5日 = 25本
休日の枠 10本 × 2日 = 20本
週の消費 = 45本
【週の生産】
補充 週1回 × 1回あたり 8本 = 8本
(予定は1回50本。実際に積めているのは8本)
【週の収支】
8 − 45 = −37本 / 週
1日あたりの純減 = 37 ÷ 7 = 5.3本 / 日
【残り日数】
在庫 12本 ÷ 5.3本 = 2.3日
→ 2日以内に枯れます。次に来るのが増枠日なら、その日に割り込みます。
【不足を埋めるには】
週1回のままなら 45 ÷ 1 = 1回あたり 45本
1回8本が上限なら 45 ÷ 8 = 5.6 → 週6回の補充が必要
毎日補充にするなら 45 ÷ 7 = 6.4 → 1回あたり 7本
(数字は出力の形を示す例です)
在庫がゼロになっていなくても、収支がマイナスなら止まるのは時間の問題です。「今日足りているか」ではなく「このままで何日もつか」を先に出します。
検査する9項目
上ほど「自分では気づけない」ものです。
- 週の消費量と週の生産量が突き合わされていない — 収支の計算そのものが一度も行われていない
- 休日だけの増枠が計算から漏れる — 平日の枠数で数えると合っているように見える
- 1回のバッチで作れる本数に上限がある — 予定50本でも、時間の上限で先に打ち切られている
- 補充は成功しているのに量が足りない — 足りないのは「動いたか」ではなく「何本作れたか」
- 尽きるのは補充直後ではなく次の山の後 — 「先週は大丈夫だった」が根拠にならない
- 資料の枠数と実際の枠数が食い違う — ずれた数字のまま「足りている」と結論が出る
- 「作成済み」と「まだ出していない」を分けて数えていない — 出したものが在庫に混ざっている
- 在庫に「出せないもの」が混ざっている — 数字は減らないのに、出るものが無い
- 枯れる前の予兆を誰も見ていない — 残り日数は毎日下がっていたのに記録がない
安全在庫の決め方も返します
その場で本数を足すだけで終わらせると、同じ形でまた枯れます。次に組む時の形として、こう返します。
安全在庫 = 1日の消費 × (補充の間隔 + 気づくまでの日数 + 直すのにかかる日数)
ここで使うのは平均ではなく、いちばん消費する日の本数です。平均で計算すると、増枠日を1回越えた時点で割り込みます。
あわせて、補充を「週にまとめて1回」より「毎日少しずつ」にする理由(1回の上限に当たらない・1回落ちても穴が1日分で済む)も返します。
症状から引けます
| 症状 | 最初に疑うもの |
|---|---|
| 補充は毎回成功しているのに在庫が減り続ける | 1(週の収支)/4(量が足りない) |
| 平日は保つのに週明けだけ止まる | 2(休日の増枠)/5(山の位置) |
| 補充した直後なのに数日で無くなった | 3(1回の上限) |
| 枠を数えると資料の記載と合わない | 6(資料と実体の食い違い) |
| 在庫はあるのに出るものが無い | 7(作成済みとの混同)/8(出せない在庫) |
貼るもの
1日あたりの投稿枠、補充の頻度と1回あたりの生産数、現在の在庫数の3つです。数字は分かる範囲で構いません。
枠の一覧だけ、在庫数の推移だけ(数日分あれば1日あたりの純減が出ます)、症状の説明だけでも受け付けます。情報が足りない時は、何を追加で数えればいいかを先に返します。足りないまま残り日数を断定することはしません。
正直な限界
- あなたの環境を見に行きません。 計算に使うのは貼られた数字だけです。在庫を数えることも、補充を走らせることも、設定を書き換えることもしません
- 数え方が違えば答えも変わります。 「1本」の定義が食い違っていると計算全体がずれます。曖昧なら先にそこを確認します
- 出る数字は「今の枠のままなら」の話です。 枠を1つ増やした瞬間に残り日数は計算し直しで、将来の消費を予言するものではありません
- 原因が1つに絞れないことがあります。 消費側・生産側・数え方の3つが同時にずれていることがあります。候補を確度順に並べ、どれを先に数えれば切り分けられるかを返します。断定はしません
- 補充が落ちている理由までは分かりません。 ここで見るのは「量が足りているか」までです
- 中身の良し悪しは見ません。 本数が足りていても、出す価値があるかは別の話です
断ること
理由を添えて断ります。利用規約に反する量や速度の自動投稿を成立させるための本数計算、検知・審査・上限を回避するための投稿間隔やアカウント分散の設計、認証情報を設定ファイルやコマンドの引数に平文で置く書き方、他人の環境や共有アカウントの在庫を許可の確認なしに前提とする設計、中身を薄くして本数だけ合わせるための量産、実際には出ていないものを「出した」ことにする記録の作り方。
